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宇都宮市におけるお彼岸について
- 2024.08.31
- (更新日:2024.11.08)
お彼岸とは?
毎年、春と秋の年2回おこなわれるお彼岸は、誰もが馴染みのある仏教行事ですが、実は日本以外の国にお彼岸という習わしはありません。
古来より受け継がれてきた日本特有の祖霊信仰や自然崇拝の考えと、仏教の教えが融合した独自の風習と考えられます。お彼岸の語源は、「悟りの世界に至る」ことを表すサンスクリット語の「パーラミッタ(波羅蜜多)」を漢訳した「到彼岸」とされていますが、悟りの世界に到達するためには「六波羅蜜」の仏道修行が必要とされています。
お彼岸の期間には、お墓参りや仏壇の掃除などをおこないますが、これも立派な仏道修行の1つですので、ご先祖様や自然に感謝しながら取り組まれることをおすすめします。
2024年のお彼岸はいつ?
お彼岸は、春分の日と秋分の日を中日とした前後3日間の計7日間におこなわれますが、太陽の動きの関係で、春分の日と秋分の日は毎年変わるため、一定ではありません。
2024年については、春彼岸が3月17日(日)から3月23日(土)まで、秋彼岸が9月19日(木)から9月25日(水)までとなっています。
春分の日と秋分の日は、前年の2月1日に国立天文台が公表する「暦要項(れきようこう) 」が官報に掲載されることによって、正式決定となります。
お彼岸のおはぎ・ぼたもち
お彼岸には「おはぎ」をお供えするご家庭も多いかと思います。「ぼたもち」とも呼ばれる「おはぎ」は、もち米を小豆の餡で包んだお菓子ですが、お彼岸のお中日にお供えして、お下がりをいただくのが良いとされています。
小豆の赤い色は、古来より邪気を祓う力があると信じられてきたことから、ご先祖様への感謝を表すとともに、家族の無病息災を願って、お彼岸にお供えするようになったともいわれています。
お彼岸とぼたもち
「ぼたもち」と「おはぎ」は基本的に同じ食べ物です。春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と呼び習わされている地域が多いですが、栃木県では年間通じて「ぼたもち」と呼ぶことが多いようです。
栃木県の伝統的な「ぼたもち」は、うるち米ともち米を7:3の割合で炊くのがポイントとされています。
かつて栃木県の農家では、炊いたお米の上に小豆餡を乗せたものを「ぼたもち」として食べていたようですが、もち米よりうるち米の方が多いのが特徴的です。
お彼岸にお供えする花
お彼岸にお供えする花としては菊が代表的ですが、季節を感じさせる旬の花もおすすめです。
春であればトルコキキョウやアイリス・マーガレットなど、また秋であればリンドウやケイトウ・キキョウなどがあります。
またスプレーマムやガーベラ・コスモス・ダリアといったキク科の花は、比較的日持ちするので仏花に向いています。
反対に棘のある花や毒のある花は、仏花に相応しくないとされていますので、誰かに贈る際は注意が必要です。
あんしん葬儀社でのお彼岸は……
いかがでしたでしょうか?
今回は、宇都宮市におけるお彼岸についてご説明させていただきました。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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