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宇都宮市におけるお盆について
- 2024.07.27
- (更新日:2024.11.08)
お盆の起源
夏の風物詩ともなっている「お盆」は、日本で古くから行われてきた祖霊信仰と仏教が結びついて生まれた仏教行事で、正式名称を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
お盆の起源には諸説ありますが、お釈迦様の弟子である目蓮が、地獄で逆さ吊りになっている母親を助けるために、7月15日に夏の修業を終えた僧侶を招いて供養したという「盂蘭盆経」が始まりといわれています。
また先祖供養とともに「収穫祭」としての性格を持つ、日本古来のしきたりが元になったという説もあるようです。
お盆の期間には、ご先祖様を敬うとともに、食べ物に感謝しながら過ごされるとよいでしょう。
盆提灯の種類
お盆に飾る盆提灯には、さまざまな種類がありますが、主に吊り提灯タイプと置き型の行灯タイプに大別されます。
吊り提灯タイプで代表的なものとしては、壷型の御所提灯や円筒形の住吉提灯などがあります。
また置き型では、火袋に鮮やかな模様が回りながら投影される回転行灯や、伝統的な大内提灯(おおうちあんどん)が有名です。
このほかに、初盆のみで使用する白紋天(しろもんてん)や、持ち手のついた「お迎え盆提灯」など、用途や時期が限定されたものもあります。
盆提灯は1対で飾るのが基本ですが、飾るスペースの確保が難しい場合は、単独で飾っても問題ないようです。また最近では、卓上に置けるような小型の盆提灯も市販されていますので、状況にあったものを選ばれるとよいでしょう。
精霊馬(しょうりょううま)とは
毎年お盆の時期には、キュウリで作った馬と、ナスの牛を飾るのが通例となっています。このお供え物は「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれ、ご先祖様の乗り物として用意されます。
ご先祖様をお迎えするにあたり、馬に乗って早く来て、牛に乗ってゆっくりと帰ってほしいという願いが込められた風習といわれています。
お供えする期間は、迎え盆となる8月13日から、送り盆の8月16日までの4日間が一般的ですが、7月盆の地域では7月13日から7月16日までとなります。
かつてはお盆明けに川に流すなどして処分されていましたが、現在は塩でお清めしてから白い紙で包み、可燃ごみとして処分するケースが多いようです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、宇都宮市のお盆についてご説明させていただきました。
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