出棺の際になぜクラクションを鳴らすの?

基礎知識

2021.07.29 出棺の際になぜクラクションを鳴らすの?

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宇都宮市を中心に直葬・火葬式・一日葬・家族葬など小規模なお葬式をお手伝いさせて頂いております、あんしん葬儀社です。
お葬式の際、式が終わり故人様が霊柩車で火葬場に向けて式場やお寺を出発することを“出棺”といいます。出棺の際、霊柩車のクラクションを鳴らす風習がございます。
皆様の中にも、参列された方々に見送られながら故人様が出発する場面が思い浮かぶ方も多いと思います。
今回は出棺の際になぜクラクションを鳴らすのか?をご説明させていただきたいと思います。

昨今では出棺の際に鳴らされる霊柩車のクラクションですが、昔は違ったタイミングで鳴らされていたそうです。それは、故人様が火葬場に到着したときです。
今では、故人様が火葬場に到着される際、斎場スタッフが準備万端の状態で斎場の外でお出迎えするというのが普通となっていますが、昔は外でお出迎えするというのがよく思われていない時代があったそうです。それ故、斎場の中にいるとスタッフが故人様が到着するタイミングがわからないため、到着の合図としてクラクションが鳴らされていたそうです。
では、なぜクラクションを鳴らすタイミングが変わっていったのでしょうか。

式場でお葬式をすることが多くなりましたが、昔は自宅で式を行う“自宅葬”が普通でした。今では一般的になった“家族葬”というのも当時はなく、ご近所の人達もその家の故人様をお見送りするために、式に参列していました。
しかし、今でこそご近所というとほんの数メートル先のお家というイメージですが、昔はご近所と言っても田んぼ2つ分離れていたりと、足の不自由なお年寄りの方にとっては、到底近いとは言えない距離に家がありました。付き合いの長いご近所さんのお葬式、しかし足が不自由で参列できない。そんな方のために、霊柩車がご自宅を出発するタイミングでクラクションを鳴らしたそうです。クラクションが聞こえたら、式に参列できないお年寄りの方も家からその方角に向かって手を合わせてお見送りする。その風習が今も残っており、自宅ではなく式場から出棺する際も、クラクションを鳴らすそうです。

いかがでしたでしょうか。
今回は、出棺の際になぜクラクションを鳴らすのか?についてご説明させていただきました。
このように、昔の風習が今尚、形を変えて残っている。奥深いお葬式の知識の魅力の一つと言えますね。

あんしん葬儀社は、お葬式や仏事や法要についての疑問にお答えする相談サロンを完備しています。普段疑問に思っていることや、ご不安に感じていることを専門相談員がお話をお伺いしたうえで、その「不安」を「あんしん」に変えるお手伝いをさせて頂いております。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

荒井 貴大

代表取締役
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