「棺(ひつぎ)」と「柩(ひつぎ)」の違い

基礎知識

2020.11.28 「棺(ひつぎ)」と「柩(ひつぎ)」の違い

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宇都宮市を中心に直葬・火葬式・一日葬・家族葬など小規模なお葬式をお手伝いさせて頂いております、あんしん葬儀社です。今回は、「棺(ひつぎ)」と「柩(ひつぎ)」の違いについて書かせて頂きます。最後までお読みいただければ幸いです。

現在、「ひつぎ」を表記するときに「棺」と「柩」の2通りあります。
それぞれの表記の違いや棺の歴史や種類についてご説明させていただきます。

〇「棺(ひつぎ)」と「柩(ひつぎ)」の違い

棺・・・ご遺体が納棺されていない、空の状態
柩・・・ご遺体が納棺された状態

ここで、わかりやすいのは「納棺式」と「霊柩車」です。
納棺式・・・ご遺体を棺の中に納める儀式
霊柩車・・・ご遺体が納められている柩を火葬場まで運ぶための車
実際に現場で使われる言葉には、「棺」と「柩」が使い分けられています。

〇棺の歴史

棺には、寝た姿勢で納める寝棺(伸展葬)と、座った姿勢で納める座棺(屈葬)があります。現在は寝棺が一般的ですが、日本は江戸時代までは座棺が主流でした。

【時代と棺の種類・使用例について】

時代棺の種類棺の使用例
縄文時代甕棺(かめかん)甕型の土器による棺(※座棺の原型)
幼児の遺体に使用された例がある
弥生時代甕棺大人にも使用された
木棺地面に穴を掘って、木や石の板を底部・側部に埋め込んでいく
石棺
古墳時代木棺・石棺木版や石版を組み合わせた棺
陶棺(とうかん)家の形を模した棺
粘土棺
〜鎌倉時代乾漆棺(かんしっかん)漆を使った棺
身分の高い人のもので寝棺が多かった
※一般的に棺は座棺
江戸時代木製の棺桶が多い身分の高い一部の人以外は座棺
明治時代木製の寝棺裕福層
※地域によっては座棺用の火葬炉しかない所もあり、そういった地域は昭和40年代頃までは座棺を使用
戦後〜寝棺火葬が一般化し、寝棺が主流となる
現在、座棺は使用されていない

○現代の棺

大きく分けて、以下の3種類があります。

棺の種類説明
天然木棺マキ、モミ、ヒノキなどの天然木を用いた最高級とされる棺
ヒノキの天然木棺が最高級
フラッシュ棺「フラッシュ」は「偽物の」という意味
外からは天然木に見えるが、中が空洞になった木棺
軽量な構造
布張棺フラッシュ棺の表面に布を貼った棺

この他に、ダンボール棺も使用されることもあります。

いかがでしたでしょうか。
今回は、「棺(ひつぎ)」と「柩(ひつぎ)」の違いについてご説明させていただきました。
あんしん葬儀社では、お棺はただ燃やしてしまうものではなく、故人様が最後にお休みになる場所であると考えております。故人様らしさを大切にたくさんの種類からお選び頂けます。

あんしん葬儀社は、お葬式や仏事や法要についての疑問にお答えする相談サロンを完備しています。普段疑問に思っていることや、ご不安に感じていることを専門相談員がお話をお伺いしたうえで、その「不安」を「あんしん」に変えるお手伝いをさせて頂いております。
相談サロンは午前9時から午後6時まで営業しておりますが、営業時間外でもお電話をいただければ対応することが可能です。是非お気軽にご相談・お問い合わせください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

荒井 貴大

代表取締役
荒井 貴大

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