お彼岸について

供養について

2019.09.25 お彼岸について

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夏の暑さもひと段落して、過ごしやすい季節になってきました。こんな時期にやってくるのが秋のお彼岸です。お彼岸と聞くとお墓参りに行かれる方が多いかと思います。今回はお彼岸について書いていきたいと思います。最後まで読んでいただければ幸いです。

〇お彼岸の期間と意味について

お彼岸は、1年に2回あります。春のお彼岸は春分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間をいいます。秋のお彼岸は秋分の日を中日とし、前後の3日間を合わせた7日間をいいます。
彼岸は仏教の言葉で悟りの世界という意味があるようです。インドで使われていたサンスクリット語でパーラミター(修行を通じて悟りの境地に至ること)を漢語訳した「到彼岸」が語源となっています。また、私たちが生きている世界を「此岸」といい、彼岸と対する言葉として使われています。別名を娑婆(しゃば)といいます。此岸は煩悩に満ちた世界とされています。彼岸には「煩悩に満ちた此岸を離れて修行を積むことで煩悩を脱し、悟りの境地に達した世界である彼岸に到達する」という意味があります。
本来の意味は上記の通りですが、私たちが普段使っている「お彼岸」という言葉は修行を積んで悟りを開くというよりも、先祖供養の意味合いの方が大きいかもしれません。この彼岸の期間に行われる彼岸会の法要を指しているとも言えます。仏教では「彼岸」は西に位置し、「此岸」は東に位置するとされています。春分の日と秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と此岸が最も通じる日と考えられていました。これらの日を中心としたお彼岸の時期にご先祖様をしのび供養する法要が営まれるようになりました。

〇お彼岸って何をするのか?

お彼岸という言葉を使っていてもどんな意味があり、どんなことをするのか知らない人も多いのではないでしょうか?お彼岸では、お盆の時のように風習にあった飾りをしたりすることはありませんが、一般的には中日の前後に、お墓参りに行く方が多いです。お彼岸にお墓参りにいくという風習は日本独自のものです。お彼岸の期間は、ご先祖様に感謝する、人が生きていくうえで良いことと悪いことを判断し、正しい行いができるようになるための6つの修行(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧)を一つ一つ行う機間ともいわれております。ご先祖様に感謝の気持ちをもって、自分の普段の生活を振り返るのがお彼岸の良い過ごし方と言えるかもしれません。
お墓参りの際には決まったことはないので、お墓の掃除(墓石をきれいにする、雑草をとる)をしてお花やお線香をお供えします。そしてご先祖様に感謝のお気持ちをお伝えする方が多いかと思います。そして、家に仏壇がある場合は、仏壇や仏具をきれいに掃除し、おはぎ(ぼたもち)や果物などをお供えする方が多いです。

〇ぼたもちとおはぎの違いは?

お彼岸の時期の食べ物といえば「おはぎ」や「ぼたもち」があります。その作り方は、もち米を炊いて、つぶしたものを丸めてからあんこ、きな粉で包むというものです。見た目は変わらないですが、いったいどこが違うのでしょうか?
「ぼたもち」は漢字で「牡丹餅」、「おはぎ」は「お萩」と書きます。これは春のお彼岸の時期には「牡丹」の花、秋のお彼岸の時期には「萩」の花が咲くことに由来しているといわれています。また、牡丹の花は大きな花なので大ぶりに、萩の花は小さな花なので小ぶりに作られるようになったようです。
したがって同じ食べ物ですが、食べる時期が異なるために呼び分けられるようになりました。
あんこに使われるあずきは、悪いものを追い払う縁起のよい食べ物といわれてきました。春は種をまき食物の成長を願い、秋は食物の収穫の季節です。
この時期にあずきを使った食べ物を食べる。ご先祖様に感謝する。このようにして自然と祈りが結びついた風習が築かれてきたともいえるでしょう。

〇最後に

あんしん葬儀社では、このような風習の意味を知ったうえでアドバイスや説明することを大切にしております。現代ではなかなか一つ一つの意味を伝え聞いたり、知ったりする機会が少なくなってきていると思います。お葬式や供養については、一つ一つの意味を知ることで価値が生まれるということも多いのではないかと考えております。また、知っているから有難味が出てくる、大切な人に思いを馳せる時間を提供できる。このように考えています。
時代によって風習の意味や解釈が変わっていくこともありますので、そのような情報も発信していきたいと思います。
あんしん葬儀社は、このようなお葬式や仏事や法要についての疑問に答える相談サロンを完備しています。普段疑問に思っていること、不安に思っていることを専門相談員がお話をお伺いしたうえでその「不安」を「あんしん」に変えるお手伝いをさせて頂いております。
相談サロンは9時~19時まで営業しております。営業時間外でもお電話いただければ対応することが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

荒井 貴大

代表取締役
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